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全国の乾蕎麦図鑑

全国の個性豊かな乾蕎麦の魅力を、乾蕎麦おじさんがご紹介します。

2014年4月22日

信州桝田屋の「新富倉そば」

新富倉そば

メーカー 桝田屋食品株式会社
商品名 信州桝田屋の「新富倉そば」

こんにちは! 乾蕎麦おじさんの藤原幸男です。
おいしくてヘルシー、安くて簡単で保存も効く。 乾蕎麦って本当にいいですよね。
今回ご紹介するのは、信州桝田屋の「新富倉そば』をつるっとご紹介します。

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メーカーからのキャッチフレーズは、こちら。

歯ごたえとのどごしの良い
新富倉そば
北信濃に古くから伝わるそばのつなぎに「オヤマボクチ」
(通称やまごぼうの葉)から採った繊維を使用した独特な
歯ごたえのあるそばです。

そばのつなぎ、各メーカーさんの工夫と努力には頭が下がる思いです。
元々生蕎麦のつなぎは郷土の特産品や工夫により色々発祥しているのですが、
それを乾蕎麦に美味しく仕立てる技術が素晴らしいのです!←ここ強調です。
とろろ、自然薯、蒟蒻、ふのりと来て今回は
「オヤマボクチ」ですよ!やまごぼうの葉ですよ!
って、わたく知りませんです。
んで、wikiで調べちゃいました。

オヤマボクチ(雄山火口、Synurus pungens) は
キク科オヤマボクチ属の多年草。アザミ類であるが、
山菜として「ヤマゴボウ」と称される。ゴンパ、
ヤマゴンボと呼ぶ地方もある。
語源は、茸毛(葉の裏に生える繊維)が火起こし時の火口(ほくち)と
して用いられたことから。(wikiから)

キャッチにもあるようにこの地域では昔からつなぎに使われているようだ。

原材料  小麦粉、そば粉、小麦たんぱく、食塩、海藻、おおやまぼくち、
増粘剤(グァーガム)
ゆで時間 約7分 麺の太さ 1.2×2.8mmくらいのけっこうな長方形!
麺の長さ 197mm

しかし「U」の字状に干してあるのでその倍になる。なんと397mm!!

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この「U」の字状に干し方、前に登場した、
十日町・なかさと食品の「波多岐そば」の島田掛ではあるまいか?
調べてみたいが早く食べよう。

ゆでましょう。
6分30秒でゆであげ。

ざる
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明らかに麺の幅が増えている。何と4mm。
見るからに田舎そばの雰囲気を醸し出しておりますね。
さてお箸で一口、、、とはいかない。
やはりそばが長いのである。お箸の持っている手を上に伸ばしつつめんつゆに。

歯ごたえはかなりあります。のどごしもバッチリ!
そして、おじさんビックリ! 食べたことのないそばの味である。
これがオヤマボクチなのか。じわじわとごぼう風味の味が口の中に広がる。
そばの味とごぼう風味がコラボしています。
野趣に富んだなんとも言えない田舎そばです。

かけ

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今回はフキをトッピング。(繊維つながりですな)
そばはざると同様にごぼう風味が強く出ています。
やはり独特な味です。かけの方が食べやすい感じがします。
地方地方に根付いた食材と技法。乾蕎麦はやはり深い。

そば湯もごぼう風味で美味しくいただけます。

富倉と言えば「富倉そば」というほど、富倉そばは、
富倉地区の郷土食になっているようです。
これは生蕎麦でも食してみたいそばですね!

オヤマボクチで繊維をたっぷり摂りましょう!
口も心もカラダも幸せになる乾蕎麦、信州桝田屋の「新富倉そば』を是非♩

以上、乾蕎麦おじさんでした。

乾蕎麦おじさん藤原幸男(ふじわら・ゆきお)

昭和29年生まれ。東京足立区出身。本職はグラフィックデザイナー。
幼少時、父親が毎日のように朝に食べる乾蕎麦に影響され、その奥深さを知る。
乾蕎麦との付き合いは半世紀を越え、蕎麦を食べながら飲むコップ酒も覚えて現在に至る。