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全国の乾蕎麦図鑑

全国の個性豊かな乾蕎麦の魅力を、乾蕎麦おじさんがご紹介します。

2014年7月3日

松代そば善屋「喬へぎ」

「喬へぎ」

メーカー 株式会社松代そば善屋

商品名 のどごし一番「喬へぎ」海藻つなぎ

こんにちは!
乾蕎麦おじさんの藤原幸男です。
おいしくてヘルシー、安くて簡単で保存も効く。
乾蕎麦って本当にいいですよね。

今回ご紹介するのは、株式会社松代そば善屋の「喬へぎ」をつるっとご紹介します。

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メーカーからのキャッチフレーズは、こちら。

歯ごたえよく、口あたりなめらかで
のどごしが一番です。

〈喬(きょう)へぎの特徴〉

喬へぎの特徴は、そば粉、小麦粉、海藻などの原料を吟味し、
当地で受け継がれている伝統の海藻つなぎで打ちあげます。
海藻をつなぎに使用しているため、歯ごたえがよく、
口あたりがなめらかな蕎麦で、のどごしが一番です。

原材料  そば粉、小麦粉、海藻ゲル、小麦たん白、食塩
     増粘剤(アルギン酸エステル)
ゆで時間 4〜5分
麺の太さ 約2〜1mmの長方形。見た目とても平たいです。
麺の長さ 215mm

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十日町の名立たる乾蕎麦メーカの一つ、松代そば善屋さんのへぎそばです。
小嶋屋総本店はじめ十日町のへぎそばの特徴である海藻つなぎで打ちあげています。

松代そば善屋さんのHPを見ると「松代そば善屋の信念」というのが二つありますね。
一つ。「低温乾燥製法」
良質なそば粉と小麦粉に選り抜きの海藻(ふのり)をつなぎにして捏ね上げ、
32度以下の低温で時間をかけて、じっくりゆっくりと麺を乾燥させます。
この長時間の低温乾燥が、素材の風味、美味しさを最大限に引き出し、
打ち立てかそれ以上のコシの強さと喉ごしを実現させるのです。〜〜
もう一つ。「海藻(ふのり)」
そばは、喉に若干の引っかかりを感じる食べ物ですが、”海藻”を使うことで、
通常のそばでは信じられないような食感と喉ごしになります。
松代そば善屋では、荒波に揉まれて育った「ふのり(布海苔)」を選り抜き、
完璧な衛生管理のもとで捏ね上げています。〜〜なるほど。
もっと詳しく知りたい方はHPまたは十日町乾蕎麦研究所からもリンクしております!

という訳で、長くなりましたが相当にこだわったそばであることは間違いない。

おじさん茹でる前に麺をじっくり観察してみた。一応研究所だからね。
でね、発見しちゃった!
(小さな声で…)他のメーカーよりも緑色が少ないと言うより更科っぽい。
他メーカーのへぎそばも海藻(ふのり)を使っているので、
一般の乾蕎麦よりも緑色が強いのです。
アップしている麺の写真ではあまりわからないと思うのですが緑色っぽくない。
海藻を使っているのに何でだろう?ワザと色素を弱くしているのか、配合率が違うのか?
うむむ〜と考えているよりも早く食べよう。

ゆでましょう。
4分でゆであげ。

ざる
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どうですかー!
先程書いていた緑っぽい色はまったくない。透き通るような麺である。
さて一口目いきます。
むむっ、いつものへぎそばとちょっと違う。
まず歯ごたえが抜群によろしい。思わず何度も噛み締めてしまったではないか。
のどごしに行く前に歯ごたえで止まってしまった。
もう一口。少し噛んでのどごしを感じましょう。
むむっ、のどごしも抜群によろしい。
味は、へぎそばと更科のいいとこどりという感じ。
今までにない美味しさである。繊細さえ感じる。

かけ
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ざるの良さをそのまま味わえます。
温かくても歯ごたえも、のどごしも変わりません。
おじさん、意地悪して5〜6分置いて食べてみた。
普通だったらノビノビで不味くなりますが……伸びていません!
これもこだわりの研究技術の一つなのでしょうね。
凄いぞ喬へぎ!
かけの上に天ぷらを乗せて食べたくなりました。エビ天がお薦めかな。

そば湯はサッパリしていていますので是非!

いやいや、喬へぎを褒めちぎってしまいましたが、
十日町の乾蕎麦の奥の深さと素晴らしさを改めて感じた一品でした。

口も心もカラダも幸せになる乾蕎麦、株式会社松代そば善屋の「喬へぎ」を是非♩

以上、乾蕎麦おじさんでした。

乾蕎麦おじさん藤原幸男(ふじわら・ゆきお)

昭和29年生まれ。東京足立区出身。本職はグラフィックデザイナー。
幼少時、父親が毎日のように朝に食べる乾蕎麦に影響され、その奥深さを知る。
乾蕎麦との付き合いは半世紀を越え、蕎麦を食べながら飲むコップ酒も覚えて現在に至る。